家庭菜園で自給自足に近づけるには、面積当たりの収穫量が多いものを選ぶことが重要です。以下、いくつかの候補とその特徴をご紹介します。
1. 雑穀
- アワ、キビ、ヒエ、ソバなどの雑穀は、米に比べて栽培面積が少なく済みます。
- 栄養価も高く、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。
- ただし、調理方法が米と異なる場合があり、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。
2. イモ類
- ジャガイモ、サツマイモ、里芋などのイモ類は、比較的少ない面積で多くの収穫を得ることができます。
- 保存性も高く、長期にわたって食料を確保できます。
- ただし、単一の種類ばかり食べると栄養バランスが偏ってしまうので、他の野菜も一緒に栽培することをおすすめします。
3. 豆類
- 大豆、小豆、レンズ豆などの豆類は、たんぱく質が豊富で、主食としてだけでなく副菜としても活用できます。
- 栽培面積も少なく済み、比較的育てやすいです。
- ただし、乾燥させる必要があるため、保存場所を確保する必要があります。
4. トウモロコシ
- トウモロコシは、ポップコーンやコーンフレークなど、様々な加工品に利用できます。
- 栽培面積も少なく済み、比較的育てやすいです。
- ただし、乾燥させる必要があるため、保存場所を確保する必要があります。
5. キヌア
- キヌアは、近年注目されているスーパーフードです。
- たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、栄養価が非常に高いです。
- ただし、栽培に手間がかかり、収穫量も少ないというデメリットがあります。
どの主食を選ぶかは、家族の好みや栽培環境、時間的な余裕などを考慮して決めるのが良いでしょう。
参考情報
- 農林水産省「家庭菜園」: https://www.maff.go.jp/
- NHK「みんなの趣味の園芸」: https://www.nhk.jp/p/syumi-engei/ts/WJ9WG8YL24/
- アグリマン: https://twitter.com/69kuroman?lang=en
上記の情報に加えて、以下のような点も考慮すると良いでしょう。
- 栽培時期: それぞれの作物の栽培時期を確認し、年間を通して収穫できるように計画を立てましょう。
- 病害虫: それぞれの作物にかかりやすい病害虫を知り、対策をしておきましょう。
- 連作障害: 同じ場所で同じ作物を栽培し続けると、土壌の養分が偏ったり、病害虫が発生しやすくなったりします。連作障害を防ぐために、栽培場所をローテーションしましょう。